Bonita BPM Studio では、 タスク間の遷移をシーケンスフローで表現します。シーケンスフローの矢印は、すべてのオブジェクトを接続するために使用され、プロセスの開始から終了まで順次にシーケンスフローが指し示す要素に移動します。プロセスに接続要素に加え、シーケンスフローはそれらの要素間の流れ方向を示すために使用されます。プロセス要素の間にシーケンスフローが表現されていない場合、流れはそこで止まります。その流れは寸断され、そのプロセスは終了しません(滞留状態のままになる)。
シーケンスフローの開始点と終了点を同一プロセス内になければなりません。あるプールから別のプールに跨るとこはできません。シーケンスフローにプロセス図を理解しやすいラベルを付けることがベストプラクティスです。
タスクとゲートウェイのようないくつかの要素は、別の要素に接続する複数の流出シーケンスフローを持つことができます。これらの複数の流出シーケンスフローはフローの採用条件を設定する必要があります。それらは、そのフローが採用されるべき経路を決定するために、プロセスの案件の状態をデータ変数を使って判定する「条件」を指定し構成設定されます。
シーケンスフローを構成設定には、プロセス図内のシーケンスフローを選択し、[詳細] パネル -> [全般] タブに進みます。次の項目を構成設定できます。
- シーケンスフローの名前と説明。名前はダイアグラム内のシーケンスフローのラベルに使用されます。
- そのシーケンスフローが採用される条件を指定します。これを指定するには3つの方法があります:
- 条件式を使用する
- デシジョン テーブルを使用する
- デフォルト シーケンスフローとして宣言する
条件式
鉛筆アイコンをクリックし式エディタを開きます。式のタイプを選択して式を入力します。シーケンスフローに対して最も有効な式のタイプは「比較」です。「比較」式はそのシーケンスフローを採用するかどうかを判定するために、変数、パラメータ、あるいはコンスタントに対し論理演算子を使用します。
条件にデシジョン テーブルを使用する
複雑な、あるいは複数段階の条件指定には、デシジョンテーブルを使用します。デシジョンテーブルは一連の条件からなり、テーブルの各行に1つの条件を持ちます。各行は順番に評価されます。各条件は「比較」式です。
デフォルト シーケンスフロー
シーケンスフローをデフォルトにした場合は、その要素から流出する他のシーケンスフロー(1つ、または複数)に定義されている式、またはデシジョンテーブルの条件にすべて一致しない場合に、このデフォルト シーケンスフローが採用されます(つまり、IF THEN ELSEのELSE句に相当し、その他の条件を意味します)。