データ操作は、タスクが実行されたときに、変数の値を(式を使用して)更新するアクションです。1つのタスクに複数のデータ操作を追加できます。データ操作はリストされている順番に実行されます。
タスクにデータ操作を定義する
タスクのデータ操作は、プロセス レベル、またはタスクに定義した変数の値を更新します。検索キーの値を更新する場合にも、タスクのデータ操作を使用できます。
タスクのデータ操作を定義するには:
- 該当するタスクを選択し、[詳細] パネル -> [タブ] タブ -> [データ操作] ペインに進みます。
- [追加] をクリックしてデータ操作を追加します。
- ドロップダウンリストから、更新すべき変数を選択します。
- 鉛筆アイコンをクリックすることによって、式エディタを起動します。
- 式エディタを使用して、変数の新しい値を定義する式を入力します。スクリプトで式を定義する場合は、そのスクリプトの中で更新される対象変数の現在値を使用できます。たとえば、カウンターの値を増やす場合です。スクリプトの戻り値の型は、更新される対象変数の型と必ず一致させます。
タスクのデータ操作順序を定義できます。データ操作はタスク終了時に、それらがリストされている順番で実行されます。それらが定義された後、データ操作の順番を変えることはできません。ですから、データ操作は実行される順に定義する必要があります。
データ操作の種類
ビジネス オブジェクト (BO)
- 値を取得する式: – 右オペランドの変数値は、”=” の演算子を使用して左オペランド(BO)の値を更新します。
- Java メソッドを使用 – 左オペラントの BO は、右オペランドで呼び出された Java メソッドの戻り値で更新されます。
- 右の式でインスタンスを生成 – 「クエリ式のタイプ」を使用する場合は、実行時にそのデータ操作がコールされると、そのビジネスデータ変数はクエリで選択された BO インスタンスにポイントします。その BO インスタンスは、ビジネスデータのデータベース上に存在していなければなりません。さもなければ、そのデータ操作は例外をスローします。データ操作中、BO インスタンスは変更されませんが、それ以降に続けて、プロセス内の任意の式、またはデータ操作がこのオブジェクト インスタンスを参照して変更を加えることができます。
「スクリプト式のタイプ」を使用する場合は、入力コントラクトを使用して BO の属性にデータを埋めることができます。詳しい情報は、「タスクのデータ操作内の入力コントラクトでBPMの属性を初期化する」に進みます。 - 左を削除 – 演算子が「左を削除」の場合は、ビジネスデータ変数に削除を依頼します。ビジネスデータが参照する BO インスタンスは、そのタスクの完了後、データベースから削除されます。プロセス設計者は、同じデータ操作/アクションのグループ内では同一のビジネスデータ変数に対する別のデータ操作の呼び出しは避けるべきです。
警告: ビジネス オブジェクトのデータ操作はタスク レベルしか行えません。
シンプルなデータとオプション リスト
- 値を取得する式: - 右オペランドの変数値は、”=” の演算子を使用して左オペランドの値を更新します。
Java オブジェクト
- 値を取得する式: – 右オペランドの変数値は、”=” の演算子を使用して左オペランドの値を更新します。
- Java メソッドを使用 – 左オペラントのオブジェクトは、右オペランドで呼び出された Java メソッドの戻り値で更新されます。
XML オブジェクト
- 値を取得する式: – 右オペランドの変数値は、”=” の演算子を使用して左オペランドの値を更新します。
- XPath の更新 – 左オペラントのオブジェクトは、右オペランドでXPath 式の戻り値で更新されます。
ドキュメント
- ドキュメントを設定 – 右オペラントのドキュメントの値は、ドキュメントの新しいバージョンを作成するために使用します。