このページは、Bonita BPM を使用したアプリケーションまたはプロセスの開発から業務運用(プロセス オペレーション)に至るライフサイクルについて説明します。このライフサイクルの各段階では、それぞれ異なる知識やスキルを持った異なる人々によって遂行されます。これらの人々の役割をプロファイルと呼びます。
このライフサイクルには、3つのフェーズがあります。 アプリケーションの開発、 システムの配備、およびプロセス オペレーションです。このページはこれらの3つのフェーズを紹介し、利用者に提示する機能を管理するためにBonita BPM コンポーネントがどのようにプロファイルを使用するか解説します。
アプリケーションの開発
このフェーズでは、ビジネス アナリストは、アプリケーション内にあるプロセスを指定し、プロセス図を作成します。アプリケーション開発者は、必要に応じてフォーム、スクリプトやJavaコードを追加し、各プロセスの仕様を取得し、実行可能なプロセスを作成します。各プロセスは、テストおよびデバッグをします。また、シミュレーションを用いて評価することができます。プロセスが完了すると、それは配備の準備のためにエクスポートされます。
このフェーズでは、Bonita BPMのコンポーネントであるBonita BPM Studioだけを必要とします。プロセスの作成のためBonita BPM Studioをインストールする方法の詳細については、インストールの概要を参照してください。
アプリケーション開発者は、アプリケーション·ページを作成します。ページが完了すると、それらをエクスポートし、Bonita BPMポータルにデプロイします。アプリケーション開発者は、メニューやナビゲーションを指定して、アプリケーションを構築します。
システムの配備
通常、アプリケーションの作成と並行して、基盤管理者は、デプロイされたアプリケーションのサポートに必要なインフラストラクチャを準備します。このインフラストラクチャは、データベースやアプリケーション サーバーとしてBonita BPM、および前提条件が含まれています。詳細については、インストールの概要を参照してください。Bonita BPMをインストールする方法には多くのオプションがあります。
システムの準備には、プロセスおよびアプリケーションの実行に必要なすべてのユーザー、グループ、および役割を設定した組織の定義を含みます。Bonita BPM Studioは、テストに使用することができるサンプル組織、ACMEが含まれています。
構成が完了すると、そのシステムはアプリケーション配備のための準備ができています。システム管理者は、プロセスやアプリケーション ページをデプロイし、組織内のユーザーへのプロセスアクターのマッピングを含め、必要に応じて構成を更新します。
プロセス オペレーション
プロセスをデプロイするには、そのプロセスをBonita BPM ポータルにインポートし、起動します。プロセスが起動された後、プロセス インスタンスを開始することができます。プロセス インスタンスを開始する方法の詳細は、プロセス定義に依存します。
アプリケーションをデプロイするには、Bonita BPM ポータルにページをインポートし、アプリケーション ビルダーを使用してアプリケーションのメニューやナビゲーションを指定します。
デプロイ後は、Bonita BPM ポータルのライブ更新オプションを使用して本番稼働中のアプリケーションやプロセスを更新することができます。
プロファイルとBonita BPM コンポーネント
Bonita BPM Studio と Bonita BPM ポータルは、利用者のプロファイルに従って利用可能な機能を管理します。
Bonita BPM Studoでは、ユーザーはログイン時にプロファイルを選択しますが、このプロファイルは適時変更できます。アプリケーション開発者プロファイルは、Bonita BPM Sudioのすべての機能へのアクセスを提供します。また、インターフェイスをきれいにするため、あなたの活動に関連していない項目を非表示にして、ナビゲートしやすくするよう、カスタム プロファイルで利用者の職務に応じ表示する機能を制限することができます。
Bonita BPMポータルでは、プロファイルはログインに関連しており、デフォルトでは、システム管理者のプロファイルを持つユーザーだけがユーザーのプロファイルを変更することができます。ユーザーはプロファイルの数に制限はありません。カスタム プロファイルを定義することも可能です。