イベント サブプロセス

イベント サブプロセスは、親プロセスに組み込まれ、例外処理に使用されます。親プロセスのタイマーイベント、シグナルイベント、エラーイベント、あるいは、別のプールのシグナルまたはメッセージイベントをトリガーにして開始することができます。イベント サブプロセスが開始したとき、その親プロセスは停止(abort)します。イベント サブプロセスの親プロセスがコールされるプロセスである場合は、流れは、コールされるプロセスの親プロセスに戻り、そのイベント サブプロセスと並行して実行を継続します。イベント サブプロセスは、それを組み込んだ親プロセスのすべてのプロセス変数にアクセスできます。データのマッピングは必要ありません。

イベント サブプロセスの定義

イベント サブプロセスを作成するには:

  1. ホワイトボード左手のBPMN 要素メニューでイベント サブプロセスのアイコンを選択し、それをプロセスプール(プロセス部分の同じレーン、または別のレーン)にドラッグします。
  2. イベント サブプロセスの名前を設定します。
  3. イベント サブプロセス要素内の+記号を選択し、プロセスの描画スペースを拡張します。必要に応じ、イベント サブプロセスの右下コーナーの境界線をドラッグすることによって、さらに、スペースを拡張できます。
  4. 開始イベントを追加します。これはメッセージ開始、タイマー開始、エラー開始のいずれかのイベントを持つ必要があります。
  5. イベント サブプロセスをトリガーする条件を開始イベントに設定します。たとえば、エラーの場合は、タスク上のエラーイベントによってスローされるエラーによってトリガーされるエラー開始イベントを設定します。
  6. そのサブプロセス内に必要なステップを追加します。
  7. 終了イベントを追加します。

イベント サブプロセスの作図が完了したとき、-記号をクリックすることによって、その詳細を非表示にすることができます。これはイベント サブプロセスをプロセス図内の単一要素に折りたたみます。この要素はイベント サブプロセスの名前と開始イベントの種類を表示します。