カスタム ユーザー情報を使用して 標準の組織定義には含まれない組織固有の情報を基にタスクをユーザーにアサインできます。あなたが格納した属性を定義し、個々のユーザーごとにその値を追加します。
活用例
ユーザーの一覧
カスタム タブ
ユーザー情報の管理
新規アクターフィルターのカテゴリ
アクターフィルターの値
タスクの自動アサイン
カスタム ユーザー情報をユーザーに追加する
ユーザーにアクターフィルターをセットする
活用例
カスタムユーザー情報のいくつかの活用例は、各ユーザーごとに固有の値(数字)を割り振ったセキュリティバッチの番号や、ユーザーの認定資格、特別な専門的活動、社内での特定ワーキング・グループといった組織の枠を越えた個人の能力や活動の識別情報です。これらのすべて情報属性は、標準的情報タブには表示されません。
ユーザーの一覧
デフォルトでは、組織メニュー > 組織の管理 > 組織のユーザー > [ユーザーの一覧] に進むと、次の4つのタブが組織内ユーザーに関する標準的な情報を持ちます。
- 全般(タイトル、姓、名、役職)
- 所属(グループ/役割)
- 個人的連絡先(Eメール、電話番号、Webサイト、住所など)
- 仕事上の連絡先(Eメール、電話番号、Webサイト、住所など)
カスタム タブ
カスタムと呼ばれるタブが、4つのデフォルトに追加されています。
ユーザーの一覧内のユーザーが選択されたとき、各ユーザーのカスタム情報が [カスタム] タブに表示されます。あるユーザーにカスタムユーザー情報が追加された場合、そのカスタム情報が組織内のすべてのユーザーに適用されます。
このカスタムユーザー情報は、[カスタム情報管理] タブにも表示されます。
[カスタム] タブがクリックされたとき、カスタム情報名(すべてのユーザーに適用)と値(単一ユーザーにのみ適用)がパネル内に表示されます。
カスタム タブ内に表示されている [カスタム情報の管理…] と呼ばれるリンクは、 [ユーザー情報管理] タブにリンクしているので、当該ユーザーの値を即座に参照・更新できます。
この情報は追加・削除ボタンを使用して変更できます。
ユーザー情報の管理
ユーザー情報管理と呼ばれるタブは、ユーザーに対するデフォルトとカスタムの両情報を持つペインを表示します。
カスタム情報(編集可能)がそのペインの右側に表示されます。[追加] と [削除] の2つのボタンでカスタム ペイン内のカスタム情報を編集できます。
新規アクターフィルターのカテゴリ
組織と呼ばれるアクターフィルターのカテゴリが追加されました。それは [Users with Custom information] を呼ばれるアクターフィルターを含んでいます。
このアクターフィルターは、レーンまたはタスク(プールではない)のアクターに追加できます。
タスクはアクターにアサインされます。アクターはユーザーの一覧にマップされます。このフィルターはアクターにマップされた一連のユーザーに適用されます。そのフィルターが適用されたとき、ユーザーの説明(カスタム タブ)にカスタム情報(値)が追加されていないユーザーは除去されます。
アクターフィルターの値
アクターフィルターの定義は、フィルターによる絞り込みに必要な値を持つ必要があります。この値はアクターフィルターで使用されます。たとえば、あるフィルターは、「言語」として定義され、そのフィルターの値が「英語」や「フランス語」などであったとします。アクターはその「言語」にマップされたユーザーを持つ場合、その「言語」にマップされた人がタスクを遂行します。カスタム ユーザー情報がユーザーに追加されたとき、アクターフィルターは、カスタムユーザー情報内に当該言語を持つユーザーを選択するため、その定義内に含まれた値を使用します
これは、所定のタスクにマップされるべきユーザーを特定可能にします。プロセスが起動したとき、ユーザーはそのタスクに自動的にアサインされます。
カスタム タブ内に表示されている [カスタム情報の管理…] と呼ばれるリンクは、 [ユーザー情報管理] タブへダイレクトにリンクします。
タスクの自動アサイン
この機能を適用するためのチェックボックスをクリックします。この機能はタスクにアサインされるユーザーが存在する場合にのみ適用されます。
カスタム ユーザー情報をユーザーに追加する
- Bonita BPM Studio で、グールバーの [組織] に進みます。
- ドロップダウン メニューで [管理] をクリックします。
- [次へ] を3回クリックして [組織のユーザー] ウィンドウに進みます。
- [ユーザーの一覧] をクリックして、編集するユーザーを選択します。
- 注意:カスタム情報の編集メニューをアクセスする方法は2つあります: ユーザーの一覧 で カスタムタブ をクリックするか、または ユーザー情報管理 タブをクリックします
- ウィンドウの右手にある [カスタム情報] ペインで [追加] をクリックします。
- 名前の列に仮名の「情報1」が挿入されます。
- 説明(必要なら)を追加します。これは Bonita BPM Studio だけに現れます。
- 仮名の「情報1」をダブルクリックし、あなたの望む名前に変更します。
- [終了] をクリックします。
- 次のメッセージが表示されます: 「~ は変更されました。再発行することをお勧めします。今再発行をしますか?」
- [はい] をクリックします。
このフィルターは、ユーザーが値を変更した場合、その組織を再発行しないと機能しないことを注意してください。この場合、シンクロナイゼーション エラーが起こります。
- 組織が問題なく再発行されたことを示す確認メッセージが表示されます。
- [OK] をクリックします。
- 新しいカスタムタブがすべてのユーザーに適用されます。これはアクターフィルターがタスクにユーザーをマップするために使用されます。
- 値を追加します。
- 情報の名前とその値がカスタムタブに表示されます。
注意: この値は、Bonita BPM ポータルでシステム管理者プロファイルを持つユーザーによって変更できます。詳しくは、「単一ユーザーのカスタム情報の変更方法」を参照してください。
この値が、システム管理者ユーザーによってBonita BPM ポータルで変更された場合は、その変更されたフィルターの値はこのStudio の組織内には反映されません。
ユーザーにアクターフィルターをセットする
- プロセス図のレーンまたはタスクを選択します。
- 次に、フィルターに適用するアクターを選択します。
- [詳細] パネル -> [全般] タブ -> [アクター] ペイン -> [アクターフィルター] に進み、 [設定…] ボタンをクリックします。
- アクターフィルターのウィンドウで、コネクタの定義の中から [Users with Custom information] を選択します。
- [次へ] をクリックします。
- 名前とこのフィルター定義の説明を入力します。
- [次へ] をクリックします。
- 名前を入力します。
- そのアクター上でフィルターに使用される値を入力します。
- アクターにマップされたユーザーはそれらを定義したカスタム情報を既に持つ必要があります。ユーザーの誰かにここで値が設定された場合、フィルターはそのユーザーに適用されます。
- ユーザーに対して Use partial match(部分一致) と Assign task automatically を選択できます(オプジョン)。
- [終了] をクリックします。
- フィルターがアクターに設定され、アクターフィルターのフィールドに表示されます。