コネクタとは、外部システムの情報にアクセスしデータを読み書きするプロセス内の要素です。Bonita BPMは、一連の標準コネクタを装備しています。ユーザー独自のカスタム コネクタも作成できます。
コネクタは、定義、実装および構成設定から構成されます。
- 定義は、入力と出力の外部インターフェイス仕様と構成設定のウィザードを指定します。
- 実装は、入力や外部システムとのやり取りの振る舞いをJava コードでコーディングします(コードの一部に既存のGroovy スクリプトを再使用することも可能: 詳細は Integrating Groovy into applications を参照)。既定のコネクタ定義に対し、さまざまな実装を追加できます。
- 構成設定は、コネクタが特定のプロセスやタスクでどのように使用されるかを示す仕様で、使用される実装を含みます。実装はプロセスを構成設定する際に指定されます。他の情報はコネクタを追加する際にウィザード内に指定されます。
コネクタをプール、またはタスクの開始時点(入口コネクタ)、または終了時点(出口コネクタ)に追加できます。プールの入口コネクタは、そのプロセスのインスタンスが作成(起案)されるときに実行されます。 プールの出口コネクタは、そのプロセス インスタンスが停止するときに、その停止の理由が何であろうと実行されます。プロセスが1つ以上の停止イベントやプロセス インスタンスの終了イベントへの流れを持っている場合は、実行されるべきプール出口コネクタが存在するならば、それは常に適切であるか確認する必要があります。
タスクの入口コネクタは、タスクの実行前に実行されます。これはタスクのフォーム内に表示される情報を取得するために使用されることを意味します。タスクの出口コネクタは、タスクの実行後(そのタスクに任意のデータ操作が定義されていた場合は全操作完了後)に実行されます。 これはユーザーによってフォームに入力された情報がコネクタの入力になり得ることを意味します。
コネクタを追加する
プールやタスクにコネクタを追加するには:
- プールまたはタスクを選択します。
- [詳細] パネル -> [実行] タブに進みます。
- [入口コネクタ] パネル、または [出口コネクタ] パネルに進みます。これはプールやタスクの開始、終了のいずれにコネクタを追加したいかで異なります。
- [追加] をクリックします。
- カテゴリを選択します。
- リストからコネクタを選択します。
- コネクタを構成設定するウィザードに従います。詳細については、コネクタごとの固有のドキュメントページを参照してください。.
コネクタとフォーム
Bonita BPM 6.x では、フォームにコネクタを追加できました。 UI デザイナーを作成したフォームではもうできません。同様の結果を実現したい場合は、REST API 拡張を作成します。外部データベース上で SQL クエリを実行する方法を示すサンプルがあります。
コネクタを編集する
プロセスに対するコネクタの実装を変更するには、プロセスの構成設定を更新します。
プールやタスクのコネクタを変更するには、コネクタ ウィザードを使用します:
- プールまたはタスクを選択します。
- [詳細] パネル -> [実行] タブに進みます。
- [入口コネクタ] パネル、または [出口コネクタ] パネルに進みます。これはプールやタスクの開始、終了のいずれにコネクタを追加したいかで異なります。既に定義済みのコネクタのリストが表示されます。
- 編集したいコネクタを選択して [編集] をクリックします。
- 構成設定を変更するウィザードに従います。詳細については、コネクタごとの固有のドキュメントページを参照してください。.