7.x と 6.x の比較

パッケージングの比較
コンセプトの比較
Bonita BPM Studioの機能改善
Bonita BPM ポータルの機能改善
Bonita BPM エンジンの機能改善

パッケージングの比較

機能 Bonita BPM 6.x Bonita BPM 7.x
パッケージング 次の2つのバージョンがダウンロード可能です。

  • Performance、Efficiency、Teamwork の3つのBPM サブスクリプション エディション バージョン
  • Bonita BPM BPM Comunity エディション

各バージョンには、いくつかのパッケージングオプションがあります。各エディションはダウンロードおよびインストールに必要な専用ホームページがあります。

現在は、ダウンロードオプションとインストールをシンプルにした単一のホームページがあります。

インスタレーションの概要」を参照

コンセプトの比較

機能 Bonita BPM 6.x Bonita BPM 7.x
コントラクト 6.x には、なし 稼働中のシステムを停止せずにユーザーインターフェイスを更新できるよう、プロセスとフォームを明確に分離して定義できます。

コントラクト」を参照

ライブ更新 6.x には、なし ライブ更新は、稼働中のシステムのプロセスまたはアプリケーションに適用された変更点です。プラットフォームやプロセスのサービスを停止する必要がありません。

ライブ更新」を参照

フォームのマッピング 6.x には、なし 1つのフォームはプロセス起案、案件概況、あるいはヒューマンタスクにマップされます。どのフォームも関連するコントラクトを使用することができます。プロセスとフォームの分離はライブ更新機能を可能にさせます。
ビジネスデータ プロセスまたはアプリケーションは、Bonita BPM プラットフォームで管理されたビジネスデータを使用できます(サブスクリプションエディションのみ)。 現在は、すべてのエディションで利用可能です。

ビジネス データモデル」を参照

アクターマッピング 1つのプロセス内の各アクターは、組織定義内のグループ、役割、所属にマップされます。このマッピングはアクターフィルタを使用して絞り込むことができます。 変更なし

アクターのマッピング」と「アクターのフィルタリング」を参照

環境情報 環境情報はある特定プロセスの一連の構成情報で、次の情報を含みます。

  • アクターマッピング
  • アクターフィルタ
  • パラメータ
  • コネクタ実装
  • プロセスとアプリケーションの依存関係

セットアップしたこれらの環境情報をStudioに持つことにより、アプリケーション開発者は特定の対象プラットフォームで実行可能なプロセスをエクスポートできます。Studio内には常時ただ1つのアクティブな環境があります。

変更なし「環境」を参照
パラメータ パラメータはプロセスに添付できる構成情報です。稼働環境の変動要素をパラメータに設定できます。パラメータ値は実行時に更新可能です。 現在、すべてのエディションで利用可能です。

パラメータ」と「環境」を参照

ワークスペース API ワークスペースAPIは、カットオーバー時にコマンドラインから.barファイルを生成するために提供されます。

  • .bar ファイルはデプロイ用だけに限られ Studio では読み込みできません。
  • .bos ファイルは Studio用の内部交換だけに限られ、運用環境にデプロイできません。

各ファイルフォーマットは利用目的に合わせ最適化されています。

変更なし。ワークスペース API は、プロセス起案フォーム、プロセス案件概況フォーム、またはヒューマンタスク フォームにマップされたページをエクスポートすることができます。アプリケーションページは、プロセスの要素ではないのでエクスポートすることはできません。

プロセスビルドの自動化」を参照

Bonita BPM Studioの機能改善

機能 Bonita BPM 6.x Bonita BPM 7.x
UI デザイナー 6.x にはなし プロセス指向アプリケーション向けのページとフォームを作成するための洗練されたデータ駆動型の新しい開発環境です。このUI デザイナーは Studio を介してアクセスされます。「ライブ更新」を参照.
6.x フォーム開発ツールが引き続きサポートされますので、6.x のプロセスの実行と開発が可能です。
プロセス マイグレーション Bonita Open Solution 5.9または5.10からエクスポートされたプロセスは、Bonita BPMで実行するように変更する必要があります。Bonita BPM Studioに5.9または5.10からプロセスをインポートする場合は、必要な変更点をガイドするレポートを参照してください。

Bonita Open Solution 5.9 または 5.10.からのプロセスをマイグレーションを参照

Bonita BPM 6.x で作成したプロセスはそのまま 7.x で実行されます。しかし、Bonita BPM 7.x の新しい機能を活用するには、コントラクトを追加し、フォームを移行する必要があります。

コントラクト」と「6.x フォームをマイグレートする」を参照

 

アプリケーションのテーマとレイアウト 6.x にはなし UIデザイナーで作成したページとフォームで構築したプロセス指向アプリケーションに対しカスタム レイアウトやテーマを作成することができます。

外観」を参照

REST API 拡張 6.x にはなし 標準 REST API インターフェイスを補完したり、UI デザイナーのページとフォームで使用したREST API のコールを最適化するために、カスタムREST API の拡張を作成することができます。

REST API 拡張」を参照

改善されたUI 6.x にはなし 詳細パネルを典型的な作業の流れを反映したタブ構造に改良しました。

 

変数定義 プロセスデータの変数定義で式エディタを使用して初期値またはデフォルト値を設定することが簡単になりました。

 

ビジネスデータとプロセスデータの両方の変数定義が簡単になりました。

ビジネス データモデル」と「プロセス変数」を参照

式エディタ 式エディタは開発者が定数、式、比較またはGroovyのスクリプトを定義することを可能にします。多くの場合、定数、比較、または式の設定にGroovyスクリプトに頼る必要はありません。数多くの事前定義の式が提供されています。
便利なGroovyの機能には、より迅速にスクリプトを記述する関数が提供されています。これらの関数は、現在のユーザーとプロセス起案者の情報など、頻繁に使用する情報へのアクセスを簡単にします。管理者や現在のユーザーまたはプロセス起案者の電子メールアドレスを取得が非常に簡単になりました。
式エディタは変更なし。UI デザイナーからは利用できません。

式とスクリプトの使用」を参照

検証 検証ビューは、Studio内の同じ場所にある検証エラーをすべて表示します。開発者をそれらが表示される限り検証エラーを素早く見つけることができます。

 

マップされたフォームの存在は検証されますが、UI デザイナーで作成したフォーム定義の内容は検証されません。

プロセステストの概要」を参照

反復処理 反復処理は、ループ、またはマルチインスタンス化によってできます。マルチインスタンスは、もはや特定の Java クラスの実装や特定のBonita connector も必要はありません。Collection 型の変数を使用する、またが式を使用してカーディナリティを指定することができます。ループ終了条件は、単純な式です。

 

変更なし

反復処理」を参照

コネクタ 数多くの標準コネクタが用意されています。さらに独自のカスタム コネクタを作成することも可能です。

 

変更なし

コネクタの概要」を参照

テスト用の組織 テスト目的のために、いくつかの組織がStudio内に定義されています。この組織はテストのために(公開)ポータルにプッシュするか、あるいはデプロイのため、ポータルにエクスポートおよびインポートすることができます。

 

変更なし

組織の概要」を参照

匿名ユーザー 不特定の起案者を持つプロセスを定義することができます。

「匿名ユーザーとしてプロセスを開始」を参照

サポートされません

Bonita BPM ポータルの機能改善

機能 Bonita BPM 6.x Bonita BPM 7.x
動的再構成 プロセスの構成はBonita BPM Studioで定義されます。Performance
エディションを使用すれば、プロセスがデプロイされた後、Bonita BPMポータルの構成を変更することができます。動的に次の構成項目を更新することができます。

  • アクターマッピング (すべてのエディション)
  • パラメータ (Performanceエディション)
  • コネクタの実装 (Performanceエディション)
  • 依存関係 (Performanceエディション)
  • Javaコールよるアクターフィルタの再実行 (Performance エディション)
新しいライブ更新機能は、他のエディションと他の項目への動的再構成を拡張します。次の項目を「ライブ」に更新できます。

  • Groovy スクリプト* (Efficiency と Performance エディション)
  • プロセスのフォーム *(Efficiency と Performance エディション)
  • アクターマッピング (すべてのエディション)
  • パラメータ (すべてのエディション*
  • コネクタの実装(すべてのエディション*
  • 依存関係(すべてのエディション*
  • Javaコールよるアクターフィルタの再実行 (Performance エディション)

ライブ更新」を参照

ユーザーインターフェイス ユーザー向けには、案件の開始とタスク実行のためのシンプルなインターフェイスを提供。システム管理者向けには、プロセスと案件進捗状況をモニタリングするビューを通じ、プロセス、アプリケーションおよび組織を管理するためのインターフェイスを提供。

 

ユーザー向けは変更はありません。
システム管理者向けは、プロセス概況および案件をモニタリングするビューが改善され、新しいライブ更新機能が追加されました。また、アプリケーションエディタが改善されました。
Bonita BPM ポータルのインターフェイス概要」を参照
タスク管理 ユーザーは、タスクを管理する方法を選択することができます。ユーザーはリストの順番に次々タスクを実行するか、ユーザー自身で順番を指定しタスクを選択的に実行することができます。

 

ユーザー向けの変更はありません。システム管理者またはプロセス管理者(適切なカスタムプロファイルを持つユーザー)は、ある案件の全タスク状況を一目で確認でき、あるタスクをあるユーザーに再アサインすることができます。

タスクの管理」を参照

モバイル Web ポータル Bonita BPM ポータルに特別に設計されたモバイル インターフェースは、モバイル デバイスのブラウザからタスクを実行することができます。

 

変更なし

モバイル ポータルの概要」を参照

サブタスク サブタスクは、自己にアサインされた既存タスクの一部です。サブタスクの作成者がそのサブタスクに特定の人をアサイン必要があります。

 

変更なし

サブタスクの管理」を参照

エラーのあるタスクとコネクタの再実行 システム管理者は、エラーになったタスクまたはコネクタを再実行することが可能になりました。これは失敗したタスクおよびエラーになったコネクタの解決を可能にし、エンドユーザーへのより良いサービス提供を可能にします。

 

変更なし
プロセスの構成設定の概要」と「モバイル ポータルの概要」を参照
匿名ユーザー 組織に登録されていないある匿名ユーザーとしてタスクを完了することができます。たとえば、電子商取引サイトで顧客が買い物カゴに商品を保存したり、何かを購入したい場合、新しい顧客は在庫状況を閲覧して買い物カゴに商品を保存した後、そのサイトにユーザー登録することができます。

 

サポートされません

Bonita BPM エンジンの機能改善

機能 Bonita BPM 6.x Bonita BPM 7.x
Bonita ホームページ Bonita ホームページを各エディション用とクラスター用に分離。

 

すべてのエディションに共通のBonita ホームを使用し、ダウンロードとインストールを簡素化。Bonita ホーム/サーバーの構造が改善され、保守とカスタマイズが容易になりました。

Bonita ホーム」を参照