プロセスビルドの自動化

Bonita BPM は、リポジトリ内のプロセスから .bar ファイルをビルドするための Workspace API を持っています。それはスクリプト、BonitaStudioBuilder です。 これは、継続的インテグレーション(continuous integration) やテスト環境での使用を意図しています。

この BonitaStudioBuilder を使用しリポジトリ内に格納されたプロセスの .bar ファイルをビルドできます。それはバックグラウンドで Bonita BPM Studio のビルド機能にアクセスします。Bonita BPM Studio はインストール済みである必要がありますが、稼働させる必要はありません。 継続的インテグレーション専用のBonita BPM Studio を使用する必要があります。その理由は、 BonitaStudioBuilder のスクリプトを実行する前に Bonita BPM Studio の workspace ディレクトリが削除される必要があるためです(継続的インテグレーションでは、ビルドの前後でそれらのファイルをクリーンアップすることがベストプラクティスです )。

BonitaStudioBuilder を使用するには、次のものが必要です:

  • Bonita BPM Studio (Bonita BPM リポジトリと同じバージョン)。 これは、専用のBonita BPM Studio と  BonitaStudioBuilder だけに使用されるリポジトリでなければなりません。そのツールがリポジトリの内容を削除するからです。
  • window manager
  • Java 1.6

Bonita BPM Studio がインストールされた後、その BonitaStudioBuilder スクリプトは、 workspace_api_scripts のフォルダに置かれます。 Windows (.bat)、 Linux (.sh)、および MacOS (_Mac.sh) 用のスクリプトがあります。

次の引数を使用し、構成設定情報をこの BonitaStudioBuilder スクリプトにシステムプロパティとして渡します:

引数 目的
repoPath プロセスを格納しているリポジトリの親フォルダ。これは一般的な trunk フォルダです。リポジトリのリストア ポイントにポイントしたい場合は、タグのフォルダにすることもできます。リモートのリポジトリ フォルダは使用できません。ビルドするプロセスはスクリプトを起動する前に手動でチェックアウトする必要があります。
outputFolder 生成された bar ファイルが格納されるフォルダ。
processes bar ファイルが必要なリポジトリ内のプロセスのリスト。各プロセスごとにプロセスの識別名とバージョン(オプション)を指定します。バージョンを指定しない場合は、最新のバージョンが使用されます。
フォーマット: process,version;process,version
例: -process=TravelRequest,1.5;Expenses;LeaveRequest,1.0
buildAll 有効なら、リポジトリ内の各プロセスの最新バージョンに対し bar ファイルがビルドされます。
migrate 有効なら、Bonita BPM Studio を起動しているバージョンより古いリポジトリに repoPath 引数をポイントできます。古いバージョンのリポジトリにあるプロセスは自動的に現在のバージョンにマイグレートされます。
environment bar ファイルがビルドされるいずれかの環境。この環境は依存関係を含むプロセスの構成設定を定義します。環境を指定しない場合は、エクスポートした bar ファイルは依存関係を含みません。指定されたすべてのプロセスが同一環境にビルドされます。異なる環境にビルドしたくない場合は、各環境ごとにスクリプトを一度実行する必要があります。

スクリプトを実行するには:

  1. Studio path 内のディレクトリへの project をチェックアウトします。
  2. Bonita BPM Studio インスタレーション内の workspace ディレクトリの内容を削除します。
  3. スクリプトを実行します。 例:
    ./BonitaStudioBuilder.sh -repoPath=/home/myBonitaRepoCheckedOut
    -outputFolder=/home/bonita/myBARs -buildAll -migrate
    -environment=Qualification

スクリプトが実行されると、情報が workspace/.metadata/.log に記録されます。

プロセス bar ファイルのデプロイ

bar ファイルから Bonita BPM ポータルを使用し手動でプロセスをデプロイできます。Engine API を使用しプロセスをデプロイすることもできます。