アセット

アセットは、ページとフォームに web リソースを追加可能にします。使用可能なアセットのタイプは、JavaScript、CSS、イメージ、および ローカライゼーション (サブスクリプション版のみ)です。アセットはローカル(アーティファクトに格納されたファイル)または外部(URL)に所在できます。外部アセット名は標準形式のURLでなければなりません。ローカライゼーション アセットは常にローカルです。

ページ エディタ内のアセット

アセットは、ホワイトボードの下部にある [アセット] タブを使用して管理します。

CSS アセット

CSS アセットをページレベルに追加し、任意のウィジェットのCSS クラスのプロパティを編集するためにそれを使用します。UI デザイナーはデフォルトのBootstrap スタイルと連携します。

たとえば、次のコンテンツを持つ mycss.css ファイルを作成する例は次のとおりです:

.myOwnStyle{
background-color : #404853;
color: #ffffff;
}
  1. [アセット] パネルで [新規アセットを追加] をクリックします。
  2. CSS のタイプを選択します。
  3. ソースをローカルに設定します。
  4. あなたの CSS ファイルをアップロードします。そのファイルはアセット リストに現れます。
  5. テキスト ウィジェットをホワイトボード上にドラッグします。
  6. このウィジェットを選択します。
  7. プロパティ パネルであなたの CSS クラスを次のように追加します。
    cssasset
  8. プレビューボタンをクリックします。グレーの背景に白いテキストのテキスト ウィジェットが表示されます。

イメージ アセット

イメージ アセットは、カスタム ウィジェット内に表示させることができます(カスタム ウィジェット エディタ > アセットのヘルプ)。イメージをカスタム ウィジェット プロパティとして使用する場合には、ページレベルにイメージ アセットを追加します。

JavaScript アセット

JavaScript アセットを使用してスクリプトを追加できます。それはグローバルスコープでロードされ、データの中でそれを使用できます。

たとえば、このウェルカムメッセージを表示するために myscript.js のスクリプトを追加する例は次のとおりです:

function hi(name){
  return 'Welcome ' + name + ' to the UI Designer';
}

このアセットを追加し使用するためには:

  1. [アセット] パネルで [新規アセットを追加] をクリックします。
  2. JavaScript のタイプを選択します。
  3. ソースをローカルに設定します。
  4. あなたの JavaScript ファイルをアップロードします。そのファイルはアセット リストに現れます。
  5. [変数] パネルで “name” という新しい String 変数を追加します。
  6. “hi” 関数という JavaScript expression を作成します。
  7. “name” 変数にバインドした入力ウィジェットと “hi” 変数にバインドしたテキスト ウィジェットを追加します。
    jsasset
  8. プレビューボタンをクリックします。ウェルカムメッセージを含んだページが表示されます。name 変数の値を変更すると  name フィールドが変わります。

ローカライゼーション アセット(サブスクリプション版のみ)

ページのローカライゼーション アセットは、 localization.json というローカル ファイルで、あなたがサポートしたい言語でページを表示する翻訳テキストを含みます。これを使用して複数言語ページを作成することが可能になります。

1つのページは、2つ以上のローカライゼーション アセットを持つことはできません。新しい localization.json アセット ファイルをアップロードすると、それが既存のファイルを上書きします。

アセット リスト

このリストは、そのページ内で使用されるページアセットとカスタム ウィジェットのアセットの両方を含みます。

このリストでは、ページ アセットのみの削除、ローカル アセットの参照、外部アセットの編集ができます。ページ内のアセットの順番を手作業で変更することはできません。どのアセットをアクティブにするか指示することができます。1つのページ内に複数のアセットバージョンが指定されている場合は、それらの依存性の衝突を避けるため、必ずそれらのうちの1つだけをアクティブにするようにします。

カスタム ウィジェットは実行時に、そのカスタム ウィジェットのアルファベット順のロードされます。それぞれのカスタム ウィジェットのアセットは、このアセットリストの順番にロードされます。その後にページ アセットがロードされます。JavaScript と CSS のアセットはページヘッダーの中にロードされます。

カスタム ウィジェット エディタ内のアセット

いくつかのページで同じアセットを使用するためには、カスタム ウィジェットにそれを追加し、そのカスタム ウィジェットをアプリケーション ページやフォームで使用できます。アセットを持つカスタム ウィジェットをページに追加する場合、それらのアセットはそのページに自動的にリンクされます。ただし、カスタム ウィジェットには、ローカライゼーション アセットを含めることができません。その代替として、カスタム ウィジェットが使用される各ページのローカライゼーション アセット内にそのテキストと翻訳を含めます。

JavaScript アセット

JavaScript アセットでは、Angular モジュールの依存性を指定することができます。初めに JavaScript アセットを追加した後、その専用セクションでモジュール名を追加します。http://ngmodules.org/ で利用可能なモジュールを見つけることができます。

イメージ アセット

カスタム ウィジェット エディタでは、2つのプロパティを使用してウィジェットを作成します:

{name : “src”, type : “text”, “Default value” : “assets/img/assetname.png”}
{name : “description”, type : “text”}

コントローラーを定義する必要はありませんが、HTML テンプレートを作成する必要があります:

<img ng-src="{{properties.src}}" alt="{{properties.description}}">

これで、イメージ アセットを追加し、イメージを指し示すために src プロパティを変更することによって、このカスタム ウィジェットを任意のページで使用できます。外部アセットにはURL を指定します。ローカルのイメージをロードするには、相対パスを次のように指定します:

  • assets/img/[image name] ページに追加されるローカルのイメージの場合
  • widgets/[custom widget name]/assets/img/[image name] ウィジェットに追加されるローカルのイメージの場合

アセット リスト

このリストでは、矢印を使ってアセットの順序を変更したり、ローカル アセットの参照、外部アセットの編集、アセットの削除ができます。どのアセットをアクティブにするか指示することもできます。1つのページ内に複数のアセットバージョンが指定されている場合は、それらの依存性の衝突を避けるため、必ずそれらのうちの1つだけをアクティブにするようにします。

実行時、カスタム ウィジェットのアセットは定義した順番にロードされます。