アプリケーション記述子(7.5 新機能)


概要

Bonita BPM 7.5 では、Studio でアプリケーション記述子を管理できる機能を実装しました。
これは、リビング アプリケーションの管理を容易にする取り組みの第一歩で、私たちの狙いは、ユニークなアプリケーション デプロイ生成物を Studio で管理し、提供することにあります。
したがって、アプリケーションで使用されるすべてのリソースは、Bonita BPM 開発スイート(Bonita BPM Studio と UI デザイナー)によって集中管理され、共有されます。

定義

「アプリケーション記述子」は、基本的には XMLファイルです。それは、アプリケーションのスケルトンを表し、Bonita BPM ポータル内にインストールされて所定のアプリケーションで使用されるリソースへの参照が含まれます。
アプリケーション記述子は、そのアプリケーションを使用可能にするために、ポータル(システム管理者プロファイル)上の「アプリケーション」タブにインポートする必要があります。
Bonita BPM 7.5 以前は、このポータルのタブがアプリケーションを作成・管理するための唯一の方法でした。
Studio は、開発目的のために、アプリケーション記述子を作成・ビルドしてポータル上にデプロイできます( Performance と Efficiency エディションのみサポート)。

アプリケーション記述子はアプリケーション ファイルにパッケージされます。
アプリケーション ファイルは、1つ以上のアプリケーション記述子を含む XML ファイルです。

 <!--  アプリケーション ファイル -->
<applications>
	<application>
		<!--  一番目のアプリケーション記述子 -->
	</application>
	<application>
		<!--  二番目のアプリケーション記述子 -->
	</application>
</applications>

但し、所定のアプリケーション ファイル内のアプリケーション記述子は完全に独立です。
1つのファイルにアプリケーション記述子をグループ化する目的は、同じ業務目的のアプリケーションを一括管理し、それらへのアクセスを異なるユーザープロファイルに限定することです。
たとえば、従業員、管理職、人事役員、およびプロセス管理者のための4つの休暇管理アプリケーションはまとめて管理する必要があるので、同じアプリケーションのファイルにまとめられます。

アプリケーション記述子を作成しビルド

注:すべてのBonita BPM エディションには、この機能のための.xml エディタが付属しています。Performance と Efficiency エディションには、更にグラフィカルな UI も付属しています。

Bonita BPM Studio から 「開発 – > アプリケーション記述子 – > 新規… 」をクリックします。
デフォルトの名前で空のアプリケーションファイルが作成され、エディタが開きます。グラフィカルな UI またはメニュー「開く」からこのアプリケーションファイルの「名前を変更」できます

空のアプリケーションファイル
上図は、Performance と Efficiency エディションで提供されたアプリケーション記述子のグラフィカルな UI です。これは、XML ソースにバインドされているので、XML を記述することなくアプリケーション記述子をビルドすることができます。
エディタの下部にある「エディタ」および「ソース」のタブを使用して、任意の時点でグラフィカルな UI から XML ソースに切り替えることができます。
ツールバーがエディタに組み込まれています。それを使用して、

  • このアプリケーションファイルにアプリケーション記述子を「追加
  • このアプリケーションファイル(すなわち、このファイル内のすべてのアプリケーション記述子)を「デプロイ
    ⚠開発目的では、それらが参照するページやレイアウトもデプロイしますが、これらのリソースがREST API 拡張を使用している場合は、それらのREST API 拡張を手動でインストールする必要があります。本番環境では、アプリケーション記述子をデプロイする前にページ、レイアウトやREST API 拡張を手動でインストールする必要があります。
  • このアプリケーションファイルの「名前を変更
  • このアプリケーションのファイルを「エクスポート」(.xml ファイルをダウンロード)
  • 現在のワークスペースからこのアプリケーションファイルを「削除

アプリケーション記述子エディタ

アプリケーショントークン」は、アプリケーション記述の識別子です。これは一意である必要があります。あなたのアプリケーションの URL のルートを定義するために使用されます:

 ../apps/APPLICATIONTOKEN/ ..

プロファイル」、「レイアウト」、「テーマ」、「アプリケーション ページ」のフィールドおよび「ホームページトークン」には、オートコンプリート機能が付属しています。
現時点では、 Studio とUI デザイナーで認知される選択肢のみ私たちが提案できることに注意してください。
これは、ポータル(UI デザイナーで作成されていない)によってのみ認知されるカスタムプロファイル、カスタムテーマ、あるいはカスタムページ/レイアウトは提案されていないことを意味します。Bonita BPM にとって未知のリソースを参照することができますが、ご自身で正確な識別子を記述する必要があります。そして、アプリケーション記述子をデプロイ/インポートする前に、そのリソースがポータルにインポートされていることを確認してください。

アプリケーションが使用するページを参照するには、2つの方法があります。「ナビゲーション」テーブルまたは「孤立したページ」テーブルのいずれかからです。
「ナビゲーション」テーブルを使用してアプリケーションメニュー/サブメニューを作成し、それらのメニューをページにバインドします。
ページには、固有のトークン(アプリケーション記述子のコンテキスト内で一意)が必要です。このページにアクセスするための URL を定義するために使用されます:

../apps/applicationToken/PAGETOKEN

孤立したページ」テーブルを使用して関連するURLを使用してアクセスされるページを参照します。但し、メニューに添付されることはありません。これは、アプリケーションのホーム・ページになるか、またはメニューからではなく、他のページからアクセス可能なページになります。
⚠ページを二度定義する必要はありません。あるページがメニューと別のページの両方からアクセスされる場合は、「ナビゲーション」テーブルでそれを参照する必要があるだけです:「ナビゲーション」テーブルに定義されたページは、アプリケーション全体でアクセスできるようになります。

プレビューリンクも「概要」セクションの上部に提供されます。リンクをクリックすると、最初に選択したアプリケーション記述子をデプロイしてブラウザでアプリケーションのホーム・ページを開きます。